SDGsに対する当社グループの考え方
SDGsとは、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)の略称で、
「誰一人取り残さない」持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標です。
世界を取り巻く社会問題や環境問題が複雑化の一途を辿っている中、
SDGsで掲げられた17の目標達成に向けて、企業の果たす役割は年々高まっています。
セーレングループも、国際社会の一員として、本業を通じたSDGsに対する取り組みの重要性を認識しています。
私たちは、人と環境に優しい製品・サービスの提供や企業活動全体を通じて、
地球環境の保全と持続可能な社会の実現を目指していきます。
企業活動全体を通じたSDGsへの取り組み
重点項目 01
地球温暖化対策
石炭や重油からLNG(液化天然ガス)、バイオマスへの燃料転換、また製造工程合理化やロス・ムダの削減、省エネ設備の導入などにより、セーレングループ全体でCO2 排出量の削減に取り組んでいます。
CO2 大気排出対策
勝山工場バイオマスボイラー:CO2 削減量:8,200トン/年 稼働開始2016年10月
KB 長浜工場貫流ボイラー:CO2 削減量:3,885トン/年 稼働開始2008年12月
KB セーレン北陸合繊工場LNG ボイラー:CO2 削減量:2,300トン/年 稼働開始2016年1月
重点項目 02
循環型社会の形成
セーレングループでは、排出された廃棄物を可能な限り大切な資源として再生・再利用することによる循環型社会を目指したリサイクルの推進に努めています。
重点項目 03
汚染・生物多様性対策
セーレングループでは「グリーン調達ガイドライン」を制定し、使用する薬剤等の化学物質の含有管理を行なうことで、従業員の安全だけでなく、お客様からの要求に応えられる体制を構築しています。また、VOC(揮発性有機化合物)やPRTR(化管法)対象物質の排出量を削減することで、環境負荷の低減による汚染・生物多様性対策に取り組んでいます。
VOC 大気排出対策
VOC 大気排出対策
製品・サービスを通じたSDGsへの取り組み
ビスコテックス
近年、衣料の過剰在庫や大量廃棄が問題視されるに伴い、衣服の廃棄ロス削減がアパレル業界の重要課題と位置づけられるようになりました。セーレングループは、ビスコテックスシステムを通じて、「ほしいものを・ほしいときに・ほしいだけ」の服作りを提案することで、アパレル業界の皆様のサステナブルな服作りに貢献しています。
クオーレ®
セーレンの1世紀を超える素材技術開発力によって生み出された、本革を超える新素材。本革との比較で約1/2の軽量、耐用年数10年以上、製造工程での環境負荷を低減。クルエルティフリー(動物を傷つけない)レザー。
環境負荷軽減
企業活動としてCO₂削減に取り組むことはもちろんのこと、製品をご利用いただくお客様の環境負荷軽減に寄与することが重要だと考えています。
セーレングループは、お客さまの環境配慮に貢献する製品を展開しています。
都市と人間の居住地を持続可能に
持続可能な社会の実現のためには、環境に悪影響のある物質の使用を可能な限り低減することも重要だと考えます。
セーレングループは、環境負荷の低減に貢献する製品を通じて、環境汚染・生物多様性対策に貢献します。
水資源利用
世界的には人口増加や都市化が進行する一方で、未だ安全な水を利用できない人や地域が数多く存在します。セーレングループは、持続可能な水資源利用の実現に貢献します。
逆浸透膜スペーサー
世界的な淡水プラントの建設に採用された浄水膜。
健康配慮
健康や福祉の充実は、すべての人々が安心して毎日を過ごし幸福を追求するにあたっての土台になると考えます。
セーレングループは、皆様の快適な生活を支える製品を展開しています。
フレシール®
保湿性を高め、人肌をやさしく保つ快適素材。インナー、スポーツ、スキンケア用ウエア。
イノドールクイック®
広島大学病院 大毛宏喜教授との共同開発による介護、医療、資材向け即効性消臭素材。